概要

ZOMEKI開発の経緯

ZOMEKIは、2011年2月から東京都三鷹市で事業活動を開始した、アイ・ディ・エス社(当時)の子会社であるサイトブリッジ社(当時)にて開発し、2012年8月1日にオープンソースCMSとして公開しました。
当時のサイトブリッジ社では、Joruri CMSをベースに、プロポーザル対応のカスタマイズや地域ポータルの開発を行っていましたが、毎回Joruri CMSから追加開発を行うのはあまり効率的ではありませんでした。
このためカスタマイズに柔軟に対応でき、追加した機能を円滑に統合していける構造のCMSをJoruri CMSをベースとして開発することとしました。

ZOMEKI開発のメンバー

ZOMEKIの開発は、サイトブリッジ社(当時)の2名が仕様を検討し、プログラム開発を埼玉県にて在宅で業務を行っているプログラマーの方にお願いしました。
各種の案件にJoruri CMSを適用した経験に基づき、新しいナビゲーションの考案やコンテンツの構造変更を設計し、外部委託したプログラマーの方に修正を依頼しました。

ZOMEKIの命名

Joruriが徳島県の人形浄瑠璃にちなんだ名前なので、新しいCMSも何か徳島県に由来する名前にしたいと考えていました。
サイトブリッジ社(当時)のメンバーのひとりは、阿波踊りを踊るために徳島に行き、その結果アイ・ディ・エス社に入社した社員でした。
サイトブリッジ社としての東京進出と供に、東京に戻ってからは、高円寺で阿波踊りを踊っていました。
徳島と言えば「阿波踊り」、そして阿波踊りを踊っている社員が開発を進めているということから、阿波踊りに由来する「ぞめき」をCMSの名前にしました。

「ぞめき」の意味

「ぞめき」とは、阿波踊りのリズムのことですが、阿波踊りのときの街のざわめきという意味でも使われます。
ローマ字で綴ると、Z始まりとなり力強い印象を与えます。
また3音節の名前なので、読み上げたときにまとまった音として聞こえます。

Zはアルファベットの最後の文字であることから、究極という意味もあります。
また社員数わずか2名のサイトブリッジ社(当時)が、自己資金でCMS1式を独自に開発するという、社運をかけたプロジェクトであったため、「Z旗」を掲げるという意味でもありました。

ZOMEKIのオープンソース公開

2012年8月1日にZOMEKIをオープンソース公開した時点では、Joruri CMSをHTML5対応するなど、細かい修正を行っただけの状態でした。
ZOMEKIはJoruri CMSのVer.1.2.2のソースから分岐して開発をスタートしています。
Joruri CMSにも順次機能が追加されている状況でしたので、ZOMEKI独自の機能を開発すると並行し、Joruri CMSに追加された機能を取り込むという開発スタイルでした。

カテゴリ機能の分離

開発の目的は、自治体サイト再構築のプロポーザルの機能要件にて、Joruri CMSではわずかながら機能が不足している点の改善と、カテゴリなどにおけるJoruri CMSの構造的な制約の撤廃でした。
最大の課題は、Joruri CMSはカテゴリの分類が、分野、属性、地域、組織の4軸で固定されていることです。
この4軸だけでは、地域ポータルのように多様な情報分類に対応できません。
記事コンテンツと一体となっているカテゴリ分類機能を独立したコンテンツとして分離する開発をオープンソース公開後に半年くらいかけて行いました。

開発体制の統合

2013年にアイ・ディ・エス社にて受託したサイト製作にて、Joruri CMSの機能では不足する案件があり、ZOMEKIのソースコードを大幅に流用する開発が進められました。
この開発プロジェクトの際、アイ・ディ・エス社とサイトブリッジ社の開発体制を統合し、両社共同でZOMEKIを開発する体制への変更しました。

事業統合

2015年にアイ・ディ・エス社の子会社であるサイトブリッジ社を休眠会社とし、すべての事業を親会社であるアイ・ディ・エス社に引き継ぎました。
またアイ・ディ・エス社は社名をサイトブリッジ株式会社に変更しました。
この事業統合により、ZOMEKIの開発体制は完全に、新しいサイトブリッジ社のソフトウェア開発部門が担当することとなりました。

記事コンテンツの機能の分離

ZOMEKIの開発はひとえにJoruri CMSの記事コンテンツに実装されている機能を独立したコンテンツ(モジュール)に分離していく作業と言えます。
Joruri CMSは、すべての機能が記事コンテンツにオールインワンで実装されており、簡単な操作でサイトを構築できることが特徴です。
その反面、それぞれの機能の組み合わせがあらかじめ決められています。
ZOMEKIでは個々の機能を分解し、独立させることにより、組み合わせの自由度を高め、より自由なサイト構築が可能となっています。

記事コンテンツからの機能の分離は、2016年11月現在も進行中であり、あと1年くらいはかかりそうです。
これはJoruri CMSの記事コンテンツにそれだけの機能が凝縮されていることを意味します。