概要

ZOMEKI開発の経緯

当社は徳島県様と共同でCMS「Joruri」を開発し、Joruriを利用して2009年に徳島県公式ホームページを再構築しました。
2010年にJoruriをオープンソースソフトウェア(GPLv3)として公開し、その後もJoruriの機能改善や不具合対応を進めていました。

Joruriが認知されいろいろな自治体様に導入されていくなかで、公式ホームページ再構築のプロポーザルにも利用されるようになっていきました。
Joruriは必要最小限の機能をシンプルに実装するという設計であったため、公式ホームページの再構築で提示されるCMSの各種機能要件を満たせない点がありました。

Joruriにむやみに機能を追加していくと、バージョンアップを行った際、既存の利用者の操作性を阻害する可能性があり、プロポーザルへの対応が難しい状況でした。
このような背景から、要求される機能を積極的に追加していくプロダクトとして、ソースコードをJoruriから派生させ新しいCMS「ZOMEKI」を開発することとしました。

ZOMEKIの公開

ZOMEKIは2012年8月1日にオープンソースソフトウェア(GPLv3)として公開しました。
JoruriのVer.1.2.2のソースコードから分岐したZOMEKIは、公開時はHTML5に対応したことが最大の改善点でした。
その後地域ポータルの構築に対応するため、カテゴリ分類の処理を記事コンテンツから分離し、カテゴリ分類での種類と深さの制約を無くすなど大規模な機能変更を行っていきました。

「ぞめき」の意味

Joruriが徳島の人形浄瑠璃にちなんだ名前なので、新しいCMSも何か徳島に由来する名前にしたいと考えていました。
「ぞめき」とは、阿波踊りのリズムのことですが、阿波踊りのときの街のざわめきという意味でも使われます。
Zはアルファベットの最後の文字であることから究極という意味があります。
Zで始まるZOMEKIには、何でも解決してくれる力強さが感じられ、Webシステムとしての機能の集大成であるべき期待が込められています。

毎週リリースの開発体制

ZOMEKI Ver.3からは、新しいバージョンを毎週水曜日にリリースする開発体制としました。
これは不具合の修正を迅速に行い、新しく実装した機能をすぐに評価していただくためです。
専任の開発担当者をアサインし、開発体制を維持することにより、各種ミドルウェアの問題や関連サービスのAPIの仕様変更などに迅速に対応できます。
またZOMEKIを利用されている自治体様やITベンダー様からの問い合わせ等に、円滑に対応することができます。

Joruri CMS 2017としてのフィードバック

2017年3月から徳島県様の情報セキュリティクラウドにて、Joruri CMS 2017を稼働し、徳島県内の自治体様のホームページの運用が開始しました。
このJoruri CMS 2017は、ZOMEKI Ver.3をJoruriブランドでリリースしたCMSです。
オリジナルのJoruriではマルチテナント運用が行えなかったため、ZOMEKIをJoruriブランドでリリースすることとしました。
現在14の自治体様の公式ホームページが一式のJoruri CMS 2017で稼働しています。

自治体サイト向けオープンソースCMSとしては、ZOMEKIよりJoruriのほうが知名度が高いため、自治体サイト向けのCMSとしてはJoruriブランドとしてリリースすることとしました。
ZOMEKIの安定版である位置づけのJoruri CMS 2017は、1年に数回新しいバージョンをリリースしていく予定です。

ZOMEKIの開発ビジョン

ZOMEKI Ver.3は、今後も自治体向けCMSとして必要な機能を追加し続けます。
またその結果をJoruri CMS 20XXとしてもリリースしていきます。

当社では、Joruriシリーズとしてリリースした、グループウェア、Webメール、SNS、GISなどの各種システムを統合したプロダクトを開発することを将来的な課題と考えています。
この課題をZOMEKIの将来のバージョンとして実現する構想で検討を進めています。